コロナを生き抜け!フリーランスが抱える不安とSNSについて
- 2020.04.23
- フリーランス向けの記事

皆さんお久しぶりです。よー清水です。
最近は新型コロナウィルスの影響で不穏な情勢ですね。
毎日毎日、しんどくなるようなニュースが多くて、外出もできなくて鬱々としてしまいますよね。
特にフリーランスで活動している方は、収入の減少、仕事の減少などで不安が高まっていると思います。
今回の記事ではコロナで不安定な情勢を生き抜くためにこの3つを紹介して行こうと思います。
- フリーランスがもらえるお金の補償
- 心を不安から守る方法
- コロナとフリーランスのSNS運用
…とその前にご報告です!
実は4月に発売されたFinal Fantasy7 Remakeにコンセプトアーティストとして参加させていただきました!
仕事の内容としては背景3Dモデルの2Dデザイン、設定画の制作をさせていただきました。
FF7Rはグラフィックも素晴らしいですが、ゲームとしてもとっても面白い仕上がりですので、ぜひプレイしてみてくださいね!
フリーランスがもらえるお金の補償
今回は貸付(お金を借りれる)補償制度ではなく、給付(お金をもらえる)補償制度を紹介します。仕事がキャンセルになって収入が不安な人、そうでない人も是非チェックしてみてください。もらえるものはもらっておきましょう!
持続化給付金
厚生労働省のスライド→https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin.pdf
昨年度より売上が半分以下になった月があるフリーランスが、上限100万円で給付を受けられる制度です。
①本人確認書(免許証など)
②2019年の確定申告書の控え
③減収月の収入を示した帳簿等
この3つが必要書類となっています。
③のフォーマットは帳簿以外でもOKとあるので、他の補償制度に比べてかなり緩い条件で給付を受けられる可能性があります。
私は商業仕事は特に減ってませんが、コミックマーケットC98が中止になったため、同人誌の売上収入が減少したという理由で申請してみようと思います。もらえたら結果をここに書きますね!
小学校休業等対応支援金
お子さんがいるフリーランス限定ですが、日額で4100円が支給される制度です。
色々と条件はありますが、お子さんがいるフリーランスはぜひ申請してみるとよいでしょう。
詳しい条件などはこちら→https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10231.html
ちなみにぼくは独身なので関係ありません…
住宅確保給付金
失業などで収入が減った人が、3ヶ月家賃を給付してもらえる制度です。給付上限などがあり、ハローワークで月2回以上の職業相談が必要などいくつか条件がありますが、家賃が払えない!!という方はぜひ活用しましょう。
2020.4/26 ハローワークの相談などの条件が緩和されたようです!
詳しい条件などはこちら→https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0914_shiryou03_1.pdf
心を不安から守る方法
新型コロナウィルスは、欧米を中心に猛威を振るっています。死者数も増え、大変な状況です。
しかし日本の状況を見ると現状では実際に感染して体を壊す人より、不安で心のバランスを崩して病んでしまう人のほうが多いと感じます。特にクリエイターは感受性が高い人が多いので、心を守っていくことがこれまで以上に大切だと感じます。
そこで、私が特に意識している心を不安から守る4つの方法を紹介しようと思います。
- 自分でコントロールできる事と、できないことを分けて考える
- ニュースをSFとして見る
- 良い作品に熱中する
自分でコントロールできる事と、できないことを分けて考える
世の中には、自分でコントロールできる事と、どうやってもコントロールできない事があります。
例えば、「手を洗うこと」「3密の場所に行かないこと」は全て自分でコントロールできることです。考えたり、実行するのは自分だからです。
逆に「感染者が増えている」「死者が増えている」「仕事が減るかもしれない」は、不特定多数の他人が関わるため、自分ではどうやってもコントロールできないことです。
心のバランスを崩す人は、後者のように自分ではどうしようもないマイナスな事を考え続ける傾向があります。
ストレスに晒されたとき、心を守るためには自分でコントールできることか、できないことかを区別して、自分にできることに集中して行動するようにするのが大切です。
「自分がコントロールできないことでも、社会の一員として考える責任がある」
と言う人もいるでしょう。しかし、現実を認識する、思考するということは全て心(意識)があってこそです。私達が認識する現実は心を通したものです。
どれほど社会のことを考えたとしても、自分の心が壊れてしまったら正常に考えることも、現実を正しく認識することもできなくなってしまいます。
社会のことを考える前に、まずは自分の心を守るべきだと私は考えます。少なくとも私はそうするつもりです。
ニュースをSFとして見る
テレビ(民法)やネットニュースなどのメディアは視聴率やアクセス数を稼ぐために、これまで以上にセンセーショナルな見出しや言い回しを多用するようになりました。パニック状態と言ってよいでしょう。冷静で正確な記事より、怒りや不安を煽る記事のほうが数字が稼げるからです。また、SNSでももっともらしい「医療関係者の親族から聞いた話」「告発」などが増えてきました。
こういった状況になると、どのメディアの情報も信用できません。
そこでおすすめなのが、ニュースをSF作品のように、意識にフィルターをかけて読むことです。
「おーディストピアめいてきたな…!」くらいの意識で記事を読むとニュースから受ける負の影響をかなり抑えられるのでおすすめです。
そのかわり、政府や自治体の記者会見の動画はしっかり見るようにしています。記者会見の「まとめ」ではなく、「動画」つまり一次ソースをよく見るように意識しています。
極端な話、コロナ関連のニュースは見ないくらいでちょうどいいかもしれません。
いくら最新のニュースを知ったところで医療関係者でも政治家でもない私達ができるのは「手を洗うこと」「3密の場所に行かないこと」「マスクをすること」だけなんですから。
https://twitter.com/you629/status/1252919339784658949?s=20
ちなみに情報の発信も、動物や面白い話、毒にも薬にもならない日常、絵の話などしかしないようにしています。
良い作品に熱中する
現実がこれだけクソッタレになって、自宅にずっといなきゃいけないクリエイターができることは何でしょう?
凄い作品を作る?→NO!いつも作ってるでしょ
ペットを愛でる?→NO! 愛でるだけでなくTwitterに写真を上げておすそ分けしてほしい
答えは良い作品に熱中することです!
クリエイターがものを作るのはアウトプットです。アウトプットはとっても大事ですが、良いものを取り入れないと、出てくるものも枯渇してしまいます。自宅でたくさん時間がある、現実もあんまり良くない状況というのは、インプットに最高の環境です!
良い作品に熱中すれば、心を癒やししつつ、クリエイターにとって大事なインプットをすることができます。まさに一石二鳥です。少なくとも自分でコントロールできない現実のニュースで鬱々とするより、クリエイターにとって利益は大きいです。ここでは、私が買った&見たおすすめ作品を紹介します。私の趣味もありますが、現実がSFめいているのでSF作品が多めのチョイスになっています。
漫画
小説
映画
ドラマ&アニメ
コロナとフリーランスのSNS運用
最近、SNSが荒れに荒れています。
様々な不安やセンセーショナルな報道のせいか、これまで理性的で穏やかな投稿をしていた人が、急に攻撃的になったり、棘が多い投稿をするようになっています。
SNSの運用は基本的に自由です。一般職や仕事とSNSが結びついていない人は極端な話、何を言っても問題ありません。(ヘイトスピーチを特定されて懲戒免職とかはあるらしいですが)
ですが、仕事とSNSが結びついている人、特に不特定多数から仕事を得て生活するフリーランスは別です。
おっしゃる通りで…
大手会社を何社か経験してますが、発注を出す側で10年近く仕事をしてる身としては、多くの会社が過激な発言はもちろん、ネガティブな発言が多いなども、外注での起用や、内製スタッフへの勧誘の際のチェックに入ってますからね https://t.co/FiZ5l5J1oh
— 田楽でんがな (@dengaku_dengana) April 15, 2020
多くの人が考える以上に、SNSは仕事相手に見られています。絵は上手いのにSNSが過激なせいで良いお仕事を逃している人は結構たくさんいるのです。
新型コロナウィルスで、これから世界がどうなってしまうかは私にはわかりません。ただ、2つ予想できることがあります。
1.皆が消費を控えて景気が悪くなるので、フリーランスの仕事の総量は減る
2.コロナ不安からSNSで過激な発言が増え、炎上リスクの上昇で本来なら得たであろう仕事を失う人がいる
1つめの景気による仕事の減少は、少し前に説明した「自分でコントロールできない」事柄です。5000兆円を動かせる財力があれば別ですが、権力も財力もない私達はどうしようもないので、考えるだけ不安が高まるだけです。
2つめのSNSの運用は「自分でコントロールできる」事柄です。こちらは自分で完全にコントロールできる事柄なので、景気による不安の前にこちらを考えるのが大切です。
なんでSNSが過激だとまずいのか
一言で言ってしまうと、炎上リスクが高まるからです。
炎上リスクというのは、炎上しやすさの度合いです。炎上は過激な発言、乱暴な言い回し、雑な断定、正しくても棘のある言い方、センシティブな問題などでヘイトを集め、その上で何かしらのきっかけで着火し、炎上というパターンが非常に多いです。
炎上を見た人は分かると思いますが、フリーランスは一旦炎上すると、仕事相手にまで迷惑が及びます。(これを延焼と言います)
自分がこれまで手掛けた仕事、関わっててきた企業やコンテンツまで一緒に叩かれます。
お客さんの会社からすれば何も悪いことはしていないのに、その人に仕事を頼んでいただけで利益を損なうわけです。
なので、多くの会社は「炎上しそうな人」つまり炎上リスクが高い人に仕事を依頼しにくくなります。
仕事は減らないよ!という意見
https://twitter.com/you629/status/1250351719709437954?s=20
このツイートの反応に、Twitterがやばくても仕事は減らない、むしろ増えている人もいる。という意見もありました。
いわゆる炎上商法といって、わざと過激な発言を繰り返し、炎上で知名度を高めている人もいるんですよね。
炎上商法は、フォロワーの数を増やしたり瞬間的な知名度を得るためには確かに有効だったりします。しかし長い目で見ると良いクライアントを遠ざけてしまうというデメリットがあります。
良いクライアントを遠ざけてしまう
フリーランスにとって、良い仕事相手、良いクライアントとはどういったものかというと、「報酬が高い」「不払いなどの心配がない」「認知度が高く、実績として強い」会社があげられますが、SNSでの過激な言動はこういった会社を遠ざけてしまうことに繋がります。
炎上リスクを回避する、SNSで過激な人を避ける会社というのは、基本的に守るものがたくさんあります。簡単に言うと、お金をたくさん持っている会社、世間的に認知度が大きな企業、有名なIPをもっている会社、お金がたくさんかかっていて、失敗できない案件ほど「炎上リスク」を気にします。
なぜかというと、既に利益を得ているのでリスクがあるものに手を出して、これまで得てきた良いイメージや信頼、利益を損なうのを恐れるからです。SNS上での過激な言動は、大きな会社やこれまで良いものを作ってきて守るものがたくさんある企業=良いクライアントからの依頼を遠ざけてしまうのです。
まとめ
・フリーランスでも受けられる補償はある
・経済的に困っていないなくても、もらえるお金はもらっておこう
・自分ではコントロールできない事はあんまり考えなくてよし
・ニュースはSFを読んでるくらいの意識で心を守ろう
・今こそインプットが大切!
・ダンジョン飯はいいぞ
・ヒロアカはいいぞ
・景気の悪化より、SNSの治安の悪化のほうがやばいよ…
-
前の記事
フリーランスの絵描きが賃貸審査を通すためにやった事 2019.04.19
-
次の記事
AIでクリエイターはどうなる?プロのイラストレーターの予想と考察 2023.03.04